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バラバラな案件資料を、
ひとつのAI作業台に。

企業向け拠点ネットワーク更改案件において、受領資料から設計・構築・試験の成果物までをAIが生成し、人が確認・承認する体制を構築。パラメータ設定値は人手の正解と完全一致という結果を確認しました。

対象
企業向け拠点ネットワーク更改案件VPNルータの更改に伴う設定変更・現地作業
体制
PM・設計・構築・検証全員がClaude Codeを起点に作業
主な技術
Claude CodeGitLabObsidian形式ナレッジpyATSRobot Framework
Before

案件資料は、いつも散らばっている。

ネットワーク更改案件では、受領資料・設計書・打合せ資料・既存configといった情報が、Excel・Word・PowerPoint・テキストとバラバラの形式で担当者ごとに散在しがちです。設計・構築・検証の各工程は前工程の成果物を前提に進むため、情報が集約されていないと工程間の受け渡しに時間がかかり、確認の抜け漏れも生まれやすくなります。

この案件でも同様の状況からスタートしました。ここに対して、AIが力を発揮できる形に情報を整えるところから着手しています。

  • 01受領資料の形式がバラバラで、AIはおろか人にとっても参照しづらい
  • 02既存configと更改後configの差分確認が手作業で属人的
  • 03設計・構築・検証の各担当者が個別に資料を作成し、二重作業が発生しやすい
Approach

集約 → ナレッジ化 → 生成 → 人の確認、という一本の流れ。

案件情報をGitLabの単一リポジトリに集約し、Obsidian形式でナレッジ化。そこからAIが工程ごとの成果物を生成し、最後に人がレビュー・承認する構成です。

受領資料形式は問わない
受領資料Excel/inventory.xlsx
方式・基本設計書Word/design.docx
打合せ資料PowerPoint/meeting.pptx
既存configtext/router-config.txt
→Markdown化
git add
GitLab — 案件repo1案件1repo
docs/ 受領資料/設計書/打合せ
config/ router-config
tests/ bgp_pyats.py / bgp.robot
pm/ WBS/定例報告
作業履歴も commit log として残る
PMadd WBS.md
設計update config.md
検証add bgp.robot
→pull・read
commit・push
メンバー全員Claude起点
設計仕様書のドラフトを作って
config差分と投入コマンドを出して
全員がClaude Codeを起点に作業
PMClaude
設計担当Claude
構築担当Claude
検証担当Claude
→CML・成果物へ
接続先・出力AI起点の成果物
社内LAB CML(仮想ラボ)Claude連携で構成再現・config投入
Claudeからの出力
ドキュメント設計書・議事録・手順書
pyATS検証コード
Robot Frameworkテストソース
WBSタスクと進捗
管理資料定例・報告資料
commit成果物はGitLabへ戻る

受領資料をGitLabの案件リポジトリに集約し、メンバー全員がClaude Codeを起点に作業。仮想ラボでの検証・成果物までを同じ流れで扱います。

Results

成果物はAIがつくり、人は確かめる。

  • COVERAGE

    設計書から試験コードまで、成果物はすべてAIが生成

    受領資料を読み込んだAIが、設計仕様書・config差分・投入コマンド・試験コードまで一通りの成果物を生成。人はゼロから書くのではなく、生成された成果物を確認・承認する進め方に変わりました。

  • QUALITY

    AIが導いた設定値は、ベテランの正解と完全一致

    経験を積んだ技術者が独立に組み上げた設定値とつき合わせた結果、すべて一致。「それらしい下書き」ではなく、そのまま実戦に耐える水準であることを確認しました。

  • SKILL

    学習コストの高い試験自動化も、最小限の習得で活用

    従来は習得に時間がかかっていた pyATS・Robot Framework による試験自動化も、AIがコードを生成することで最小限の学習で実務に活用できました。専門ツールの習熟が、活用の前提ではなくなります。

  • DELIVERED

    叩き台ではなく、実案件で通用する成果物

    この取り組みは実際のネットワーク更改案件の中で行い、AIが生成した成果物が、デモやラボにとどまらず現場の実作業で通用する水準であることを確認しました。

  • MANAGEMENT

    WBS・進捗などの管理業務も、AIで効率化

    設計・構築・検証だけでなく、WBSやメンバーの作業状況といったプロジェクト管理も Claude Code・GitLab 上で扱い、管理・報告にかかる手間も抑えました。

Human in the Loop

AIが生成した成果物は、人がレビューして承認します。本番ネットワークへ適用する最終判断を人が握るからこそ、AI駆動の進め方を安心して実務に持ち込めます。

判断の過程はすべて案件リポジトリに残り、これまで属人化していたノウハウが組織の資産となって、次の案件で誰でも再現できます。
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