年度更新処理のパフォーマンス向上と、シンプルなUIによる引継ぎのしやすさを両立
これらを実現するため、既存ベンダーである株式会社インターネットイニシアティブと、ID管理システムの構築・運用に多数の知見と実績を持つ当社・株式会社プログデンスが両社でタッグを組み、ニーズに応えるご提案を行いました。
創立100周年を超える学校法人常翔学園の傘下にある広島国際大学。その情報センターのICT連携機構では、毎年大量のIDを管理しています。
学生のICT利活用を総合的に支援し、学生一人ひとりのIDとパスワードを管理・運用する同機構は、このたび数年ぶりにID管理システムの刷新に取り組みました。
広島国際大学では、ID管理システムそのものは以前から導入していました。しかし近年は管理するIDが増加し続けるだけでなく、連携する各種サービスやサーバーの種類も増え、運用は年々複雑化していました。こうした各種プロビジョニング先との連携を見据え、システムの入れ替えに踏み切りました。
ID管理業務を担う担当者の多くは、今回導入した『iD Flow Orchestrator』のシンプルな操作性に好印象を抱いています。それでいて、現場の利用シーンにおける使いやすさ(ユーザビリティ)を徹底的に追求した製品であることを高く評価しています。
こうしたシステムでは、IDを割り振られる学生は、自分がどのような属性を持ち、どれだけの権限が与えられ、いつそれが変更されるのかを知ることはありません。ログイン時にストレスなく、安定して利用できることが大前提です。私たちは、学生たちの「当たり前」を守らなければなりません。
ID管理業務は、多くの組織で「運用に手間がかかる」「作業量が膨大である」「システムごとに構築の手間とコストがかかる」といった理由から敬遠されがちだといわれています。その一方で、連携するシステムの増加とともにID管理の重要性は高まり、ミスは許されません。
そうした中、旧システムから新システムへ移行する際には、現場はどうしても慎重にならざるを得ません。移行作業の遅れなどのトラブルが発生すれば、数千人の学生に影響が及ぶおそれがあるためです。それだけに、移行には大きな不安がつきものです。
実際、広島国際大学の運用担当者からも「一から操作を覚え直す必要があるのではないか」と心配する声があがっていたといいます。
そのほかにも、年々増え続けるIDへの対応やコスト、当時の課題であった操作時のレスポンス、運用者全員が操作を習得するまでの研修期間など、移行にあたって想定すべき課題は少なくありませんでした。
ところが、実際にトライアル版のデモ画面に触れてみると、そのわかりやすいダッシュボード画面のおかげで基本的な操作に迷うことはほとんどなく、「これなら自分たちだけでも対応できるのではないか」という声すらあがったといいます。
結果として、当初の想定よりもはるかにスムーズに移行を完了できたとのことです。
近年はあらゆるシステムをクラウド化する流れが主流となっていますが、すべてをクラウドに移行することは容易ではありません。多くの組織が、オンプレミスを手放したくても手放せないと語ります。だからこそID管理システムが必要になります。
どのようなシステムやサービスであっても、その入り口として必ずIDとパスワードが必要となるからです。
たとえば広島国際大学では、毎年、少なくとも2,000人分のIDを用意する必要があります。近年では卒業生のIDも残し、卒業後に利用できるサービスなども視野に入れているといいます。この大量のIDをどのサービスと連携させ、どう管理していくのか、常に創意工夫を重ねています。
さらに、連携すべきプロビジョニング先は増加し続けており、管理項目の追加や、運用に応じた設定変更にも柔軟に対応する必要があります。当然、より迅速に対応できるシステムが求められます。
IDを管理する運用者にとっては、一元管理ができるというだけでなく、その使用感やレスポンス、セキュリティ面、サポート体制なども充実していることが欠かせません。
『iD Flow Orchestrator』は多機能でありながら、主要な機能を一画面で完結できるように設計されています。「シンプルでありながら、ユーザーインターフェースがよく練り込まれている」と、すでに多くのユーザーが実感しています。
また、数千行を超える膨大な設定値をもとに大量のデータを扱うID管理システムにおいて、その処理の速さやレスポンスは従来のシステムとは一線を画し、目を見張る速さだといいます。
『iD Flow Orchestrator』は、ID管理システムの導入実績を多数持つ当社が、使用感にこだわり、ユーザー目線で丁寧に開発したシステムです。
こうしたこだわりの一つひとつが、今回の完成度につながっていると感じます。IDを管理し、安定して守り続けることが使命である私たちにとって、非常に安心できるシステムです。(広島国際大学のご担当者様より)
学校法人であれば、毎年少なくとも数千人規模でIDが増えていきます。多くの学校法人ではチーム体制で管理業務を行っていますが、チーム全員が同じレベルでID管理のさまざまな課題に向き合えるかどうかは、そのシステムが利用者にとってどれほど扱いやすいかが重要なカギとなります。
すでに導入を終えた担当者は、「これなら運用中の設定変更や、新しいシステムと連携するための設定も、サポートがあれば自分たちで対応できそうですね」と語ります。
当社は、数多くのネットワークやクラウドの設計・構築・運用を担い、セキュリティソリューションを含めた国内主要IT基盤を支えてきたシステムインテグレーターです。ID管理システムの構築や運用に数多く取り組んで得た実績をもとに、「こうなっていたら使いやすいのではないか」「ここはシンプルな方が良い」「ここで手間をかけたくない」といった現場の声を、できる限り製品に落とし込みました。
加えて、ユーザーの増加や新しいシステムとの連携による追加費用が一切ない点も、導入しやすさにつながっています。
クラウドシフトの加速に伴い、ID管理の重要性はこれまで以上に高まっています。こうした状況では、導入コストやシステムの安定性はもちろん、ユーザビリティを追求した扱いやすいシステムが求められます。『iD Flow Orchestrator』は、そのようなニーズの“粒々とした部分”に手が届く製品だと認識しており、今後のさらなるアップデートにも期待しています。
これからも、これまでの知見を活かし、お客様の声を反映したユーザーライクな製品として成長させていきたいと考えています。「『iD Flow Orchestrator』を知ったことで、ID管理業務が容易になった」といったお声をいただければ幸いです。『IDに関する管理フローを指揮し導いていくツール』という名のとおり、ID管理に携わる方ならどなたにも安心してお使いいただきたいと考えています。